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晴れの日の一日,6

 2010-08-10投稿
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なんで…?なんで…?


「知り合い?」

「…うん、ちょっと。
………ごめん俺帰るわ。
急用できた。みんなにも言っといて。じゃあ。」

「えっ!ちょっと克巳くん!?」





なんでだよ。なんで夏輝さんが女と…。


ていうか…なんで俺、
こんな苛々してんの?

おかしくない?

別に夏輝さんに彼女がいてもいいでしょ。

夏輝さん顔もいいし、
性格もいいし、そりゃ女ぐらい居てるでしょうよ。










なんで俺…こんな泣きそうなんだろ?


夏輝さんの事どんだけ好きなんだよ。

ブラコンじゃねーか。

お兄ちゃんは僕だけのお兄ちゃん、てか?

ぃゃぃゃぃゃ。
痛すぎるでしょ、自分。


ていうか……………………

夏輝さんの後付けてる時点で痛いでしょ!

なんでつけちゃってんの?


…あぁ、夏輝さん彼女を家まで送ってたんだ。

やさしー…。


なんとなく会話が聞こえる。


「送ってくれてありがとう。ねぇ…」



夏輝さんが少し微笑んで、
彼女に近付いてキスした。


「じゃあまたね。おやすみ。」

「うん、おやすみ。」



その後すぐ、俺は逃げるように必死で家まで走った。

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