理枝との一夜を過ぎて週替わりし会社へ浩一が行くと、理枝の態度は冷ややかになった。
他の男性とは笑顔で冗談を言うが自分の前では、手短にしか話さなくなっていった。
浩一は、自分が嫌われているのだろうと察知し、理枝にも以前のようには話しかけないように、なるべく関わりを持たないようにした。
理枝にホテルの帰りに「逃げられたら困る」と言われ、メールアドレスと番号を交換したが、送る雰囲気でもなかった。 そして、夢でも見たつもりで忘れようとした。
理枝は理枝で浩一にわざと冷たい態度を取ってはいたが、ちゃんと姿は目で追っていた。
そして、1ヶ月程過ぎて月曜日が旗日の三連休が来ると理枝から電話が来た。驚きながら話すと「今日って何してるの?」と聞かれて「買い物してアパートに帰る途中」と話すと「わかった夕方アパート行きたいんだけどいい?」と聞かれ頷くと「後で電話するね」と言われ、部屋をかたずけて夕方、理恵から電話が掛かって着て場所を教え、道に立つと理枝の車が現れ、アパートの駐車場脇の空き地に止めた。
何があったのか判らぬままに理枝を部屋に入れると、理枝はすかさず女がいる痕跡を探し、ない様子だと知るとほくそ笑んだ。
「あついからさぁ…飲まない?」と理枝はビールを開けて飲みだした。
驚く浩一をよそには理枝はビールを飲み勧めてきて、浩一は黙って飲みだした。 浩一は会社から車で10分も掛からない場所に住んでるが、理枝は30分以上は掛かる。
そんな心配をよそに理枝は飲み続け、しばらくすると「ねえ…この前どうだったの?」と理枝が聞いて来た。
何の事を聞いてるのか… すると「だからさぁ…飲み会の後ヤったじゃん。」と聞かれて「凄い良かったよ、色白で肌も綺麗で…理枝さんは?」と不安感を持ちながら聞くと「良かったよ…エッチ強いでしょ?」理枝の本音だった。
夫もタフではあるが浩一程長く挿入せずに果てていて、不満であったのは確かであり、パワーもやはり浩一程では無いのは仕方ない。
そして外が暗くなり、夜になると理枝は浩一の側で「今日さぁ…実家に泊まる事にしてるからさぁですいいよね?」と囁いてキスをし、舌を絡めて行った…
3へ続く