…げ。
抱きしめられてるし。
メイドが甚平に。
絵的にあわねえww
いや、笑ってる場合じゃねえしぃ!!
「…えと」
うぎゅううぅって、力込めて抱きしめられている。 部屋にクーラー効かせといて良かった…かな。
「悟」
「なんすか」
会話の前に離してくれぃ。
「…可愛すぎる」
「どおも…てか、もういーよ、コットン」
バッと離して、まじまじ見つめられた。
「理想だ。あり得ないくらい理想なんだ」
…ふ、ふーん。
「…だ、だから?」
「今だけ付き合って」
…ちょいちょいちょーい!
「無理。あのさ、からかいすぎたのは認めるが…俺はね、君のクラスメイトのサトッちだよ?
目を覚ませよ、若旦那!」
「嫌だっ!
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!覚めたくないっ!」
駄々っ子かテメーはww
「思えば、サトッち元々イイヤツだし。こうなってみるともうなんだか運命…デスティニーだし」
言い変えるなww
こいつ…脳味噌が真夏の暑さでヤられたな!
「俺と一緒に呉服屋を継いでくれ、悟」
「お前んちは普通にサラリーマンだろが!」
どこまでもふざけたヤツだなーもう!