「やめて下さいっ」
重男さんの手は全く動じずに緩やかに動き続ける。 おっぱいの柔らかさを確認するように優しく優しくなでまわす。
「柔らかいなあ…若い子は全然違うねえ…」
感心したように口走りながら、舌はうなじを滑り、首筋へと逸れる。
あたしは嫌なのに、堪らなく気持ち悪いのに、どうにもできない。
身体中がゾクゾクして流し台についた両手に力がこもる。
ついに、指がシャツのボタンを外し始めた。
一番上は外さず、真ん中だけ外す…ポロリとおっぱいが飛び出した瞬間、重男さんは「ああ」と嬉しそうにため息をついた。
「いや、いや…」
「梨香ちゃん、梨香ちゃんのおっぱいだ…ずうっとずうっと触ってみたかったんだよ」
掠れた声で後ろから抱き締められる…あたしは泣きながら小さく「いや」としか言えなかった。
ブラジャーをぐいっと上に上げられてしまう。
押し潰されたおっぱいの乳首を中指でクリクリと擦り上げられて思わず「ン」と声が出てしまった。
「気持ちいい?ああ、梨香ちゃん」
「や…ダメ、ダメです」
両手の中指がクリクリクリクリと乳首を転がす。
あたしは力なくその手を掴んだ。