月日が流れ、翼と悦子は1年を迎えた。ともに、副社長になり忙しい日々を送っていた。
悦子「最近、本当に時間がないよ…お昼も一緒できない時も多いし…」
翼『明日、時間空いてるかな?』
悦子「最近、お泊まりしてないから大丈夫だよ」
翼『明日、食事に行こう』悦子「本当!?」
翼『うん、明日は接待も何も入れてないから』
悦子「約束だよ!」
明日は、2人が付き合いだして、ちょうど1年目だった。
夜になり、アキの部屋に行った。アキは完全に翼の愛人になっていてマンションも翼が買い与えて以前より広い場所に引っ越させ、翼は週末はほとんどアキの部屋に行き半同棲のような生活をしていた。
アキ「明日、遅番になっちゃったの」
翼『明日は、来ないから。土曜か日曜の夜に連絡するよ』
アキ「…は〜い…」
翼は、アキを抱いた。
翼『一晩か二晩だけだよ』
アキ「仕事なら素直になれるけど…」
翼『最近、忙しくてプライベート会ってなかったから、文句出ちゃったんだよ』
アキ「そう…」
翼『…帰るわ』
アキ「どうして!?」
翼『気に入らないんだろ?その返事』
翼は部屋を出て行き、エレベーターに乗ろうと待っていたらアキが追ってきた。
アキ「待って!」