「美紀さん、約束して下さい。彼氏もしくは旦那さんがいらしても、次に僕と会うまでは…」
功一郎は美紀の唇を優しく、自分の唇で塞いだ。
「交わらないと…」
「約束なんて…ぁ…功一郎さん…」
美紀は乳首を軽くいじられ、
表情を崩した。
「約束して下さい」
「非道い人…ぁふ……ふ…ぅんん…」
「んん……ん」
二人の唇の間に、唾液が、
ゆったりと糸を引いた。
恥じらいだまま、美紀は呟いた。
「約束…します…」
それから3日が過ぎた。
台所に立って、
夫の朝飯の片付けをする美紀の脚は、
一筋、愛液が零れてつたっていた。
(ぁ!…やだ…また……)
この3日間は寝不足と妄想で疲れ果てていた。
反比例して、欲求だけがどんどん増していた。
夫に迫られても、生理で少し調子が悪いと嘘を吐いていた。
調子が悪いのは事実だが、原因は功一郎のせいだ。
ちょうど明日から夫は出張だ。
一週間ほど家を空けるからと、
美紀を心配していた。
気持ちは嬉しいが、美紀には功一郎しか頭に無かった。
(欲しい……)
功一郎の肉棒が思い出された。
(大きくて、太くて、堅くて、男の人の匂いがして……。)
膣内に当たる感触、温度、びくびくとしたうねり。
(欲しい…欲しい…)
「!」
もう一筋、愛液が脚の間から零れて落ちた。
「ッ〜〜〜!!」
奥歯を噛み締め、美紀は欲求に耐えた。
こんなに禁欲したのは、生まれて初めてだった。