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兄と妹6

刹那  2010-10-02投稿
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「はぁ…はぁ…」
お互い息を乱しながら、行為は終わった。
流歌の秘部からは、白い液が垂れていた。
アタシ…兄の子供を産まないといけないんだ。
心の中でそう思っていた。
「…流歌、そろそろ朝だぞ」
日は昇り始めていた。
窓に微かな光が差し込む。
ベッドからゆっくり起き上がると、劉は微笑んでいた。
「兄さん…アタシは…」
「何も言う必要はない、言いたい事は分かっている」
流歌に近寄り、頬に手を添えた。
「な、何よ…」
「相変わらず綺麗な顔だな、美しい」
「触らないで…」
少し睨み付けた。
「まぁ、良い…今日からお前も俺の愛玩人形なんだからな、働いて貰うぞ」
そう、人形と言う呪縛から逃れなければ人として生きてはいけない。
劉の部下である者は皆、人形。
そして、今日からアタシもその中の一人になってしまった。
「はい…」
渋々返事をした。
「さてと、お前の武器はこの朱雀だろ?」
杖を渡される。
「…」
何も言わずに受け取った。
「服はワンピースにブーツそれから、マントで良かろう」
それらを着させられた。
「…似合うぞ、流歌」
「ありがとうございます…」
頭を少し下げた。
「では早速仕事だ、モスキーノ街と言う街がある今からそこへ行って…裏で武器を売買している武器商人を殺してこい」
民間人を殺せと…?何を言っているの。
「わかりました…」
流歌は部屋を出た。

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