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予感 23

輪廻  2010-10-12投稿
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「ホテルを変えましょうか?」

「そんな、キャンセル料が勿体無いわよ」

湯船に浸かりながら呟いた功一郎の提案を、美紀は制した。

「倹約家だなぁ美紀は」

「私は功一郎と一緒ならどこだって…」

シャワーを浴びながら美紀は微笑んで応えた。

「功一郎、夕食は外でどう?」

「ええ、美紀がその時に自力で立てれば…ですけどね」

美紀は苦笑した。
実際まだ脚と腰はガクガク痙攣していた。

しかし美紀は、こんなになるまで自分が夢中で誰かと交われた事が無かった。
そう思うと彼女は嬉しさすら覚えた。

(守………あなたでは出来ないことだから…………)

たった今から功一郎の手によって犯されようとしている、念入りに洗った美紀の体には、ぞくぞくと快感が走っていた。

(これ……この感覚っ……)

「あっん、功一郎…そこ……。
洗ったばっかり…なの……に…」

シャワーを浴びながら、2人の肉体は強く絡み合った。

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