私、千鶴。彼氏の結太郎…結君に会いたくなって今家の前にいる。
結君は父子家庭。そのお父さんは仕事で殆ど家にいないのでいつでもおいでと言ってくれたのだ。
ピンポーン♪
ドアが開いて結君が出てくれた。
「千鶴…。お前タイミング悪いなー」結君は私を見るとそう言って俯いた。
「え?!なんで!!」
「…今日親父いるんだ」
私はそれでもいいと家に上がらせてもらった。すると…
「あれ?親父寝てる…」
リビングにある季節外れのコタツに潜りお父さんはぐっすり眠っていた。
「…いい事考えちゃった」結君がニヤリと笑った。
嫌な予感はしていたのだ…