やっと吉川の禿げオヤジから解放されて、私は自宅でシャワーを浴びていた。
汚された私の体は元には戻らない… 分かってはいても、何度も何度も洗わずにはいられない… 。
うぁ? …吉川の精液が膣内から流れ出てきた?
最悪…
結局、私の恥態を撮られたテープは取り戻せなかった。私よりも背は低いくせに、吉川のオヤジの腕力は私の倍以上だった?
どうしよう…
明日も吉川のアパートに来るように言われている。
怜子に相談しようか… 頼りになる親友だ、きっと解決策を導き出してくれるに違いない。けど、言えない、どう説明していいのかさえ分からない。
警察かな… それが良いかも。このままだと、一生ずっと吉川にまとわり付かれるかも知れない。
うん、行こう警察へ?
そうすれば、私のエッチな映像も回収されて万事上手くいく筈… 誰かに言ったらエッチな映像を公開すると脅されたけど、先手を打てばきっと大丈夫。
そう、きっと大丈夫だ…
「私、料理はあんまり得意じゃないんですけど… 」
結局、私は吉川のアパートの台所に立っていた。吉川の希望で手料理を振る舞わなければならなかったのだ。ジーンズ姿にしたのは吉川の欲情をそそらない為。けれど、それが裏目に出るとは… つくづくあまい考えの私だった?