「蓮兄ぃ、真希が部屋にいな……い…」
「真菜…」
「真希……?」
「真菜…これは……」
「真希……………そっか。
蓮兄の部屋で寝ちゃったんだね。
…可愛い。
あぁっ!
パ、パジャマも、し、下着も着てないじゃんっ!
ちょ、ちょっと蓮兄!
早く部屋から出てっ!」
蓮一は真希の着替えのため、自分の部屋から追い出された。
しかし、真希には肝心の着るものが無い。
真希のパジャマがバスルームにあるのを発見し、真菜にそれを渡した。
「一応、パジャマ着せたけどまだ起きないや…。パジャマも着ないで寝ちゃったのかなぁ…。」
真菜の部屋で、蓮一はぼーっと真菜の話を聞いていた。
「さぁな……」
「蓮兄……なんか隠してる?」
「さぁな……」
「蓮兄ぃ…私…さっき変な声聴いたんだ。真希が蓮兄ぃ!って、叫ぶ声。
なんだったの?」
「さぁな……」
「……蓮兄は…真希になにかしたの?」
「さぁな……」
「蓮兄……さっきの腫れてたとこ…今度は濡れてるけど…なんで?」
「さぁな…………え?」
「なんで濡れてるの?」
「ぬ、濡れてなんか…まて…!!真菜!やめろ!」