「真希……やっぱりなんかヘン」
「!………そ?」
「蓮兄と、なんかあった?」
真希は動きが止まり、
真菜はそれを見逃さなかった。
「な…なんで?」
「真希、蓮兄の部屋で寝てたんだよ。それも…ハダカで…!」
「!!!」
急激に真希の顔が赤くなっていく。
「……………」
「私も、隠し事しない…。蓮兄が病気だって分かったの」
「え!?」
「でも治したから!私が!ちょっと…ニガくて…苦しかったけど…」
真希は話が呑み込めなかった。
しかし「ニガい」というワードが気になった。
「れ、蓮兄のその病気は…どうやって治したの?」
「え…!あ…え…と…その…長くて熱くてどんどん腫れていく蓮兄の病気のトコを……口で…舐めたり吸ったりして…白いネバネバが…いっぱい出たの」
「そしたら、腫れがなくなった?」
「う…うん」
真希は自分と蓮一が交わった後、何が行われたかを理解した。
「ま、真菜は…真菜は、その、どうだった?治してる間は…」
「ニガくてちょっと苦しくて、でも…でも蓮兄が良くなるとこ見て、嬉しかった」
「わ…私も!!」
「?」
「私も…蓮兄の病気を治してたの…!
できれば真菜…。私にその役目を任せてもらえない?」
「?!だ、だめだよ!そっか…真希も治してたんだ…。でも…すぐ腫れたんだよ!あの…その……おしっこが出るところ…」
「わ、分かってるっ。だけど、真菜には負担が大きいから…。蓮兄の病気は毎日治さないとなんだよ?」
「私も頑張る!!二人で、治せば良いんだよ!」
無邪気な真菜は、真希にはかなりの強敵だった。