「俺と付き合うんじゃなかったのぅ? 」
かなり動揺顔の裕太だった。
「あ、彼氏は裕太くんで、初体験はエッチの時に上手くリードしてくれそうな啓祐くん… お二人は親友そうだし大丈夫かなと思ったんだけど、ダメですかぁ? 」
「 … 」
何なんだ、このコは? と思いながらも裕太が切り出した。
「俺、付き合うんだったら真面目に付き合いたいんだけど。」
「えっ? もしかしたて付き合っても裕太くんはエッチをしてくれないんですかあ? 」
「い、いや、そうじゃなくてねぇ? …俺は付き合うのならペニスちゃん一筋でいきたいから、ペニスちゃんも俺一筋でいて欲しい訳? 」
「そっかあ… そうですよねぇ? 裕太くんって誠実な男性〈ひと〉なんですね、 アタシ凄っく尊敬します? …? 」
「そ、そっかな? 普通だと思うけど? 」
「じゃあ啓祐くん、愛人1号にアタシをして貰えませんか? アタシは変なコだから裕太くんには相応しくないと思います、だからお願いします? 」
「ええッッ?? 」
二人同時に叫んだ、それから暫しの沈黙のあとに啓祐が切り出した。
「キミの… ペニスちゃんのバージンを俺にくれるの?? 」
「貰って頂けるのなら今直ぐにでも? …? 」
「えっ、ホントにぃ? 」
「はい?… 」
啓祐は思わずブレーキを踏んだ、車が路肩に停まる。果茄の方を振り返りながら大興奮の啓祐。
「ホントにホントに良いのォ? 」
「ホントにホントに良いですぅ?? …? 」
「じゃあ、今からでも?? 」
「はい、是非? どこか誰もいない場所に行って貰えるのなら? 」
「じゃあさ、どころかのホテルに泊まろうよ、泊まるとこないんでしょ? 」
「わあっ、お願いします、嬉しいな? 」
「俺はどうなるのさ? 」
ぷりっとして裕太、かなり不機嫌状態だ。
「悪い裕太、家まで送ってくから勘弁な? 」
「辛え、メチャクチャつれェ? 」