脚本の流れ
同じクラスメイト
双葉、風介が気になる
↓
何かと構う双葉
↓
まんざらでもない風介
↓
デートっぽい(海など)
↓
部屋でチュー
↓
風介、素直になれない
双葉に絡むCあらわる
それにより、焼きもちをやく風介
↓
ベッドへゴー
…
ざっくりな流れだ。
青春のヒトコマ。
そんなベタな恋愛ストーリーだ。
知らんかった…。
俺は一万貰ってかなりいい加減な気持ちで参加していたんだが、映研の奴等はそれなりに真剣なんだ。
甘かった…。
俺はまだトロトロ台本を読んでいる風介を見下ろし、唐突にやる気が湧いてくるのを感じていた。
どうせやるなら、ちゃんとやったる!!
響先輩に糞ミソに言われるのも悔しいし。
何よりバイト禁止な学校で一万返せねーし!!
携帯を開き、響先輩に電話する。
「あ、先輩…あの、今まで撮ったヤツ破棄して5日待っててくれませんか?いや、その代わりノーミスでやりますんで…えぇ、はぁ、本気っすよ、はい」
横で唖然としている風介に俺は頷いた。
「風介!」
「な、なに?」
…。
「デートしよう」
風介が
(・∀・)
この顔のまま固まった。