[PR]
i-mobile

two YOU 28

輪廻  2010-11-20投稿
閲覧数[3468] 良い投票[0] 悪い投票[0]

学校にはもうほとんど生徒は残っていなかった。

真希はずぶ濡れのまま、
ふらふらと自分の教室に向かっていた。

(瀬下くん………やっぱり私、人付き合いって……苦手……)

自分の席に座ったところで力尽き、
真希の記憶は途絶えた。




「!!」


真希が目を覚ました場所は、
見知らぬ部屋だった。

しかし、なんとなく落ち着く。

――ここって……もしかして――

奥のキッチンから出てきたのは、
真希の会いたくてたまらない顔だった。


「瀬下くん…!!」

「良かった。気がついた。
たまたま忘れ物取りに教室に戻って来たんだ。
そしたら仲埼さんが…」

真希が体を見ると、
ぶかぶかのシャツを着ていた。

「…ごめん………。
風邪…引いちゃうから…」

「…………ありがとう…」

(瀬下くんの匂いがする……)

真希は、蓮一以上に優から愛情を感じた。
蓮一はいつも、真菜を重点的に面倒をみる。
自分はいつだって二の次だった。

しかし、優は違う。

「仲埼さんが動けるようになったら、
家まで送るよ」

真希は悪い夢のようなこれまでの出来事を思い出した。

彼の提案を、かぶりを振って拒否した。

「……泊めて。…なんでも言う事きくから…。行くところがないの…」

「仲埼さん、そういうわけには…」

真希は優をベッドに引っ張り入れた。

「瀬下くん…。お願い…」

真希は涙を流して訴えた。
優がじっと見つめているのを察し、
真希は目を閉じた。

「な‥仲埼さん!」

「どうして?…私が嫌い?」

「そんなこと……あるわけ…!!
でも、こういう事は…やっぱり…」

真希は優の頬にキスをして言った。

「私たち…………両想い……だよね?」


優の理性が飛んだ。

真希は押し倒され、
二人は唇を重ねた。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 輪廻 」の官能小説

もっと見る

近親相姦の新着官能小説

もっと見る

[PR]
i-mobile
オススメ広告


▲ページトップ