「蓮先輩…お呼びですか?」
「お、あや!来たか。こっちおいで」
「は、はい」
木下あや、高一。西園寺家の執事として働いている。西園寺家の一人息子の蓮は、あやの一つ年上の先輩である。
「あや…今日も可愛いね」
「いえ、そんな…」
ちゅっ…
「!」
「今日は、あやが俺の相手をする日だ」
蓮があやの服を脱がす。抵抗はほとんどしないあや。ここではそういう決まりなのだ。蓮には逆らってはいけない。そして毎日執事が交代で、蓮の相手をしなければならない。西園寺家の執事はあやを合わせて5人いる。井上静華、眞鍋友里、立花亜紀、黒田舞、そしてあやだ。この5人がなぜ西園寺家の執事をしているのかというと、蓮に告白し、蓮に気に入られたからだ。あやもそう。勇気を出して告白したら、「執事にしてやろう」と言われた。もちろん、誰でも執事になれるわけではない。蓮が気に入った子しかなれない。だから西園寺家の執事は、5人とも可愛い。