【すぅぅ……】
火を付けた煙草をふかしながら屋上から見える景色を見るのが俺の日課になっていた。
俺は名は佐藤 卓真、頭は悪いが何故かこの私立桜川学院に通う数少ない男子生徒だ。
普通、学校等は男子が多いのだが桜川学院には男子が1年に1人、3年に2人、そして2年に俺一人、あわせて計4人だけなのだ。
校内は広く清潔で都内でも人気も高いのだが何故か男子からは人気が無く毎年入学希望者は少ないらしい。
まぁそれもそうだろう…校内の壁は勿論、更衣室、体育館、教室、男子便所の壁までもがなんと、ピンクなのだ。
理由はさだかでわ無いが男とって落ち着かないのは言うまでもない。
けれど俺から見ればそんな事で志望校から桜川学院を外すのはもったいない。
何故ならばこの学院はもともと女子校だったので規則は甘く、なんたって美女が多いい!!言うなればハーレムなのだ。
しかもクラスは学年に4クラスで女子159人+男子1人と言う天国の様な場所!!
兎に角毎日を俺は穏やかに生きていた。
あいつに会うまでは……。 ̄ ̄ ̄