ガチャ――
俺は静かにドアを閉めた。真っ暗な部屋の奥から微かに可愛らしい寝息が聞こえてくる。
一歩、又一歩と俺は寝息のする方へ近付いた。
ポケットにあるライターに火をとぼすと周りがオレンジ色に照らされ見えるようになった。
始めて見る愛の部屋は予想通り可愛かった。
タンスはピンクで可愛らしく、ピアノが又部屋の優雅さを物語っていた。
奥にはお姫様が寝るような綺麗なべッド。
俺はゆっくり近付きべっドのカーテンをあげ中に入った。
ギシギシ
っとべっドが軋むのに合わせ愛は『う〜ん…』
と唸った。