美姫は時計を見た。
「ほら、もう11時だよ、早くして寝な」
「はあい」
台所の片付けを終え、消灯。
カイトが触った乳首が、痛いほど尖ったままだった。
(クソ、アイツ・・・)
美姫は思わず胸をギュッと掴んだ。
とにかく部屋に戻ってオナニーでもしなきゃ収まらない。
二階では、まだしばらく双子の娘がおしゃべりをしている。
その間は美姫も鏡の前で化粧水を塗ったり、髪の毛をほどいたりしていた。
胸をまたギュッと掴んだ。
ハッとして鏡を向こうに向け、布団を敷いた。
隣の部屋の明かりが消えてどのくらい経っただろう。
美姫は真っ暗な部屋で、なかなか寝付けないでいた。
カイトはふてくされて寝てしまっただろう。
センズリでもしてな!
そう言い放ったが、自分もそうだ。
後ろからイタズラされる妄想が沸き上がり、美姫は股間に指を這わせた。
カチャ・・・
ん?
(カアチャン・・・)
目を凝らすと、ドアからゆっくりと影が侵入してきた。
ギョッとして身を起こした。