真っ暗な部屋・・
目が暗さに慣れて、月明かりに照らされた母の苦悩の姿が、艶かしく息づくのがわかる。
ハァ・ハァ・ハァ・
荒い吐息・・・
美姫は両手で布団を持ち、顔を全部覆い隠した。
何としても声は出せない。
家は中古の安普請。壁だってそんなに厚くはないのだ。
この激しい吐息だって、下手すれば聞こえてしまうかも知れない。
それなのに、このドラ息子と来たら・・・!
声を抑えることに集中すれば、顔より下まで防御はできない。
カイトの目の前で剥き出しにされた乳房・・
ザラザラ・・・ヌラヌラ・・・
乳首に這う舌が唾液を塗りつける。
耐えるしかなかった。
脚を内股に閉じ、爪先を擦り合わせて見悶える母の苦悩が、カイトにはたまらない。
いじめてやる・・
母ちゃんをいじめてやるんだ・・・
カイトの乳首への愛撫は執拗だった。
モジモジとうねる腰から、カイトはジャージのズボンをずり下げた!
手でそれを阻止しようとするが、ままならない。