(あ、あの子が帰って来ます・・もう少し・・待てませんか?)
やっとの思いでそう言ったが、カイトが見せた目に・・・涼子は負けそうになった。
(やだ・・待てない・・)
潤んだ目・・・
母親に似て、チャーミングな目だった。
涼子は身体中に熱い熱い吐息を感じた。
いつの間にか下着だけで、彼は丁寧に丁寧に肌を舐め・・・甘く愛を語る・・・
いじらしかった。
恐らくこの子は母親と何かあったのだ。
自分に今その思いを重ねている。
そして、自分をずっと前から好きでいてくれた・・・
その二つの思いが、情熱的に涼子を溶かして行く・・・
涼子の体は美しかった。
美姫とは違う柔らかい曲線・・・
丸みを帯びて、優しく流れる白い肌・・・
その肉付きは、まさに母だ・・・
カイトはそんな隙もなく母性に溢れた体を見ると、憧れと尊敬で胸がいっぱいになる。
優しい眼差し・・・
そうだ。彼はこの眼差しに飢えていた。
美姫はそんな目で愛してくれたのに・・・
(おばさん・・おばさん・・大好き・・)
耳に囁きと唾液が襲う!