(ハァ・・ハァ・・)
涼子はゾクゾクと震えながら、息が早くなってしまう自分にうろたえている。
口に手を被せ、自分の吐息が震えていることに戸惑っている。
カイトの脱いだ服が、ベッドの回りにあった。
涼子はやっと彼が下着姿になっているのに気づくほど、彼の愛撫に戸惑っていたのだ・・・
彼の股間が、もう既に許容範囲を越えていることに気付いた。
それなのに、彼は熱心に自分を愛撫する。
高校生なのに・・さぞかし欲しいだろうに・・・
届かぬ思いを切々と訴える彼の愛撫が、涼子の母性をグジグジと攻めるのだ・・・
彼は涼子の上半身を起こし、背後に回った。
彼の体を背もたれにして座る格好だ。
うなじへのキスを止めず、その甘い吐息や唇から逃れようとするも、彼はその手を緩めない。
体をギュウッと抱きすくめ、いっぱいに密着されると、体の芯から熱くなった。
腰に当たる情欲のしるしも涼子の胸をときめかせた。
うなじへの舌使いは絶妙で、毛の生え際がこんなに感じるなんて、涼子は知らなかった。