無抵抗、というより諦めの極致な状態の簓を容赦なく攻める。
揺すった部分から透明な液体が零れる。
まさか男のを舐めたりするようになろうとは、なんて客観的な自分もいて目が笑ってしまう。
「や…だよっ」
口だけだね、簓。
首筋にキスしながら、淫らな指はやり放題。
大人のテクニックに抵抗出来るわけないだろうが。
可愛い声で泣きながら、背中のけぞらせる。
天然でエロイね。
「入れたいな」
耳元に囁くと
「…ろす」
へえ、怖い、怖い。
うつ伏せにひっくり返し、触れたことさえなさそうなその部分に指を捩じ込む。
「った!…い…」
そりゃあね。
海斗はむしろ優しい微笑で突き立てた指を抜き差ししはじめた。
10分すぎるころには簓の吐息が荒く、せつなげな喘ぎに変わる。
「ア…なんか…」
変?
海斗は繰り返し繰り返し指を抜き差ししながら残った片手で身体中を撫でる。
「は…あ…」
快楽に折れた声を聞いて、ゾクッと震えた。
俺も限界だな。
海斗は自らの熱いそれを柔らかい場所に押し当て…一気に突き刺した。
永遠の暗闇が明けることなく覆っている世界で。