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家庭教師2

里緒菜 2011-01-22投稿
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「こんばんは、りなちゃん」

一也が部屋に入ってくる。
「この前のテストはどうだったの?見せてくれる?」
そういうと、一也はりなの背中に手を置いた。
そして、すーっとブラの線をなぞる。


りなはぞっとして、体を強張らせる。

一也の顔を見ると、メガネの奥で微かに笑っているのがわかる。


その時部屋をノックする音が聞こえた。
ほっとするりな。

「先生、りな、お母さん少し出掛けなくちゃいけなくなったのよ、2人で大丈夫?しっかりお勉強してね?」

りなが何か言おうとした時、一也がすかさず

「大丈夫ですよ、テストの復習と予習をしたら、失礼させていただきますが、かまいませんか?」


「ええ、すみませんね、先生。お茶は下に用意してありますので、りなに取りにいかせてくださいね」

そういうと母は出かけていった。


すると、一也の表情がかわった

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