「了解です。もう一人一緒に連れていきますね。二人きりだと、怪しまれるでしょ。17時半に玄関前で待ってま〜す。」
かわいいお尻を見せながら出て行った。女性問題の前歴がまだ尾を引いてるみたいだから、それもそぉだな。
いまさら誤解なんて言えないしな…
退社時間にり部屋を出ようとしたとき内線電話がなった。
「はい、資料室です。」
「西野か?大澤だ」
「大澤常務、お久しぶりです。本社におられたんですね。」
「退屈な部署に送ってすまんかったな、もう少し我慢してくれ。」
「ありがとうございます。常務のお取り計らいには感謝してます。」
「そう言ってくれると思ってたよ。ちと役員室まで来てくれんかな…」
「はい、すぐに向かいます」
大澤常務には、クビを繋いでもらった恩もあり、麻衣との約束は後回しで役員室へと向かった。
世間話も程々に常務から転勤の社命があった。
「早速だが、来月から沖縄に行って貰いたいんだが、引き受けてくれんか。沖縄準備室長としてもう一頑張りして貰いたい。君次第で沖縄エリアのまとめ役になれる可能性もあるぞ。月曜日に、いい返事を聞かせてくれ、以上だ。」
「はい。」
時計は、5時半を過ぎいた。