「おじいさんは椅子に座って…おじさんが、女の人をいじめてました。
でもその人すごく感じてるみたいで、全然嫌がってないんです。」
「奈美もその女と同じようにされたいって思った?」
奈美の胸を揉む手に力を加えながら聞いてみると、口の中に溢れた唾液を飲み込んで、ウンウンと頷き喘いでいる。
いたぶりながら聞くのは無理だと思い、胸を優しく撫で手を離した。
「彼氏はいじめてくれたのかい?」
「いえ、言い出せなくて…。優しい方でした。でも優しくされると、その時の場面が思い出されてきて、私が悪いんです。カラダが何かを求めているのが分かるから。」
「俺がその何かを持っていると思ったの?」
「はい。初めて会社で見たときから素敵な方だと思ってました。ホントです。」
「年上の男に憧るのは、わかるけどね。君の願いに応えられないかもしれないよ、いいの?」
「ここで課長がなさってる事だけでも…ドキドキしてます。」
「奈美が可愛いからだよ、いじめたくなるんだ。場所を変えてもっとキミの事知りたいな、いいかい?」
奈美は頷き、俺たちは居酒屋をでた。