「ち、ちがッ…!ッあ!」
認めたくない。
だけど、樫本のキスで
さっきまでの嫌悪感が
減ったのは確かだった。
こんな、
無理やり縛られて、
なのに、感じてしまっている自分が居るなんて。
羞恥心で泣きそうだ。
「ココの具合もよくなってきた。」
「ひッ、ゃ…やだ…!」
2本目の指が容赦無く中に挿入される。
「もうすんなり入るな…、後ろも気持ちよくなってきたか?」
クッと口角を上げる樫本。
気持ちいいなんて、
在るはずが無い。
あくまでも、
嫌悪感が減っただけ。
「ッ…いい…はずがッ
…ナ…ッゥ、あ!!!」
「これも良くないか?」
中のある一点だけを
グリグリと攻められ、俺の体はビクビク跳ね上がる。
「あっ!やめッ!…ぃ、あッ…ぁあッ……!」
「ハッ、いい声。
もっと、喘げよ…。」