月曜日。
俺たち三人の間には、特に変わった空気はない…と思っていたんだが、実はそこはかとなく違う。
静留はたまに、じっと連理を窺う。
連理は俺に、しつこいくらいチョッカイを出す。
俺は静留に普通に接しようと意識する。
まさに、微妙ってやつだ。
それもこれも俺が原因だから申し訳ないね。
放課後、全く人のいない裏庭で、俺はため息をついていた。
タバコがあれば吸いたい気分…嫌いだけどさww
目を閉じて、コンクリートの段差に腰かけて冬の空気を吸い込む。
と、不意に瞼の裏が陰った
「お疲れ?」
「ま、ね」
連理は横に腰を降ろした。
「なんで素直に告白しないかなー、お前は」
「怖いから」
すんなり出た答えに、連理は頷いた。
「わかる。けどさ、言わなきゃお前、蹴りつかないじゃん」
「つかなくていい」
やばいなあ。
連理の肩に頭を置いちゃったぜ、本当に最低。
「いつまで続くんだよ」
「さあ…静留が死ぬか、俺が死ぬまで」
ぷっと笑って、連理が俺の顎を引き寄せた。
「人の想いってのに、永遠はないんだぜ?」
キスしたい。
俺は自分勝手だ。
もうとことん最低だ。