食事を済ませてファミレスを後にした。
「どこか行く?」
「私もう帰らなきゃ…電車の時間がなくなっちゃう」
「そっか。今日は楽しかった。また会いたいから携帯教えてよ」
そう言われて携帯を教える。駅まで送ってもらい
「送ってくれてありがとう。また会いに来るね」
「次は俺が行くから」
彼は照れて赤くなりながら去っていく。私はホームに向かい歩きだした。すると突然携帯が鳴った…知らないアドレスからメール。
『陽平だけど今日は楽しかった。急だったからびっくりしたけどまた絶対会おうな。俺、必ず会いに行くから。家に着いたらメールくれな』
私はメールにきゅんとなりながら家に帰った。
ある日の夜中に携帯が鳴った。(こんな時間に誰だろう…)
『夜中にごめんな…今思うと初めうちの学校の中で遥見つけた時に好みじゃなかったら帰りなんて誘ってねぇし学校途中で帰るなんてありえなかった事だと思う。俺、遥かに一目惚れしちまった…俺と付き合ってくれねぇかな』
(陽平君…会いたいよ…声、聞きたいよ…)
♪〜♪〜♪〜♪携帯が鳴る…
「モシモシ」
〈あ、ごめんこんな夜中に…俺、陽平だけど…〉
「陽平君…会いたいよ…今すぐ会いたい」
〈遥?どうした?〉