待つこと15分、さっき交換したひとみの新しい番号が携帯に表示された。
場所だけを教えた…
『ごめんなさい、待たせて。はぁはぁはぁ…』
『走らなくて良かったのに。』
『今日はごめんなさい』
『謝ってばかり。今度は何が?』
『まどかに頼んでお店に来てもらったり…カクテルおごってもらったし…お金つかわせちゃったね…』
『別に気にすんなよ。俺も内心楽しかった。気にはなってたから、お前の事…』
二人は川沿いの薄暗いベンチに寄り添って腰掛けた。
『同棲してるんだって?』
『ちょっと前までね。』
『今は…?』
『内緒よっ。』
『だな…もう聞かない』
『綺麗になったな!』
『そ〜ぉ、嬉しい』
『見違えたよ』
『良い女になった?』
『あぁ、なった…かな?』
『えっ』
『裸見てみないと答えはわからないよ…』
『相変わらず、エロ優君ねぇ…』
『嫌いかい?』
『昔から大好きよ。ずっと…』