「ごめんなさいです、いや本当に言い訳無用です、すみませんでした!」
俺はある種、逆ギレ気味に謝った。
頬っぺたが痛すぎる。
「…琉聖〜!」
俺は、バッと顔を隠しガードする…が、両腕の隙間から見えた連理は笑っていた
「…怒ってないわけ?」
「通り越した」
…あ、あそう…。
…え〜と…。
「静留のこと…ありがとうな」
「お前に礼を言われるこっちゃねえよ。
何でフェイクの俺がキレられて、泣かれなきゃなんないんだろーね?
どっかの、嘘つき自己中君のせいかな〜?」
ぐ…
か、返す言葉がないですが
「ご、ごめん」
「まあ、約束、しちゃったからね。
苛めるのもここまでにしてやっか」
え?
…あ、約束??
「大切にする、って言ったじゃん。
あれ、本気にしとけ」
…ちょ、待て待て!!
「俺はそんな早くに切り替えきかね…」
「俺が、約束しただけじゃん」
連理は笑って、頭をポン、と撫でた。
「意外とお前、危なっかし〜からなあ」
「な、何がだよ、うるせえなあ」
…とかなんとかいいながら
居心地いい俺がいる。
結局、確かに俺は自己中なんだろうなww
あーあ