『相変わらずイヤらしい女だ』
『はい…ホントにイヤらしい女なんです』
優斗はひとみの横に立ち、アイマスクを外した。
物欲しそうな目で優斗を見ている。
優斗はひとみにキスをした。優斗が舌を差し入れると、夢中に吸い付きだした。
『15年ぶりのキスだ』
『そう。嬉しい…』
優斗は顔を離すと、ひとみの真上から唾液を落とし始めた。
ひとみは口を開け、落ちてくるのを、今かと待っている。
『ああぁぁ…早く頂戴』
『…ほらっ』
優斗の口から唾液がダラリと落ちだした。
『ん〜っ』
舌を出したまま、喉奥から声を出しながら待っているひとみ。
唾液は糸を引きながら落ちたが、ひとみの下唇寄りに外れた。
ひとみは舌を伸ばして、それを舐め取った。
『ああぁぁ…美味しい』
と、嬉しそうに飲み込んだ。