俺が手術して数ヶ月後。
蒼星は相変わらず忙しそうにしてるが必ず俺のところにやってくる。
『また来たのかよ…まだ1時間しか経ってないけど?』
俺も文句は言うが
「1時間も経ったんだ」
嬉しくて仕方ない。
そして必ず頭を撫でていく。
「元気そうで何より!」
そう言ってまた仕事に戻っていく。
「そだ!秋仁。明日退院していいって許可出たよ!」
『マジ!?』
また俺の隣に来た。
「ただし!」
『ただし?』
俺が返すとそっと耳元で呟いた。
「俺の家に帰ることっ!」
『ッ!!』
微笑みながら頭を撫でて部屋が出ていった。