俺ね、いくら抱かれたりしてもだね
今まで無力って感じたことはないわけですよ
それがどうだい、この有り様…無理やりキスされて乱れさせられちゃって
いくら借りがあるっつっても、そりゃあんまりじゃねーの?連理さんよぉ〜?
とかなんとか考えられんのは、連理の指が止まってるときだけ
腹立つ!
ムカつくくらい俺を知り尽くしてるから!
「ま、やめ…本当に嫌だってんのに」
「足、開いて後ろむいて」
するか!
とか思ってもクルリとひっくり返されて
膝まで下げられた制服…隙間に指が…も、本当に!
「バカ!…おい、連理!」
「シーッ…」
するりと足の間に手首が入りこんで濡れちゃってる前を掴まれた。
「ッ…ア、…ッッ」
噛み締めた唇から漏れる。
「途中でやめられんの?」
意地悪すぎな声に、俺、なんも言えない。
「琉聖…答え!」
?
何なんだよ!
「好きだよ、好き!こ、これでいいんだろ?
静…留より、好きだよ!!」
なんも考えないで口走った
連理の手が激しく上下に動いて、俺は…
「イって」
「っ…あっ…ンん〜っ!」
麻痺したみたいに膝が折れた。連理の手のひらが、全部受け止めた。