珠江は水絵に気が付き鏡に映る自分の姿を気にしながら水絵に声を掛けた
「ねぇ ママ 少し良いかしら?」
水絵は少し遠慮がちに声を掛け寝室に入り珠江に歩み寄った
「なぁに?お小遣いの前借り?」
珠江は洋服を当てながら水絵に言った、水絵は伏見がちに口を開いた
「あのね 昨日 バイトの面接に行って来たの」
「バイトの面接?」
珠江は少し怪訝な表情を浮かべ鏡越に水絵に言った
「うん 前に言っでしょ? 友達とバイトするって」
水絵の言葉に珠江は面接の結果を聞いた
「それでバイトの面接はどうだったの?」
「うん 駄目だったの」
「あら それは残念だったはね でも何処の面接を受けたの?」
「えっバイト?」
「え〜宋よ」
「ドーナツ屋さん」
「あらぁ〜それは残念だったわ 面接が受かってたら毎日ドーナツ食べれたのに!」
珠江は悪戯っぽく鏡越しに笑顔を浮かべるもまだ水絵は何かを言げでいる様子に珠江は尋ねた
「なぁに? まだママに話したい事が有るの?」
珠江の言葉に水絵は頷いた
「あのね 其処でね一緒に面接を受けた女性の人がママの事知ってるって言ったから…」
水絵は口籠った
「私の事を知ってって 名前はなんて言う人かしらね?」
珠江は漸く気に入ったワンピースに脚を通しながら言うと水絵は再び口を開いた
「東 美咲さんって言ったわ!」
水絵の言った名前に珠江は一瞬動きを止めたが直ぐに平静を装った
「東美咲?う〜なんかママは覚えて無いわね〜」
「その美咲さんが ママの昔の事色々教えてくれたの」
「水絵ちゃん ママ此からクラス会にお出掛け摺るのに忙しいから後でお話聞くわね!」
しかし水絵は話しを辞めなかった
「美咲さんとママとの関係聞いちゃたんだから!」
「水絵ちゃん!ママ忙しいの!」
「ねぇ ママ 私も美咲さんがママにした事 私もしてみたいのよ!」
「美咲なんて言う人ママは知らないわ!」
「私 聞いたんだから!ママ 私ね 前からSにもレズにも興味があるの だから 美咲さんと同じ事 ママとしてみたいのよ! 良いでしょ!」
水絵の表情はあどけない顔から大人の顔に変わっていた