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ラヴァーズ 11

にゃーす 2011-04-08投稿
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「はっ…あああ…」

みっともないくらい、声が出てしまう。
堪えようがない、舌は亀裂をなぞり、滑り落ち…包んでは淫らな音をたてる。
「ん…あっ、あ…ダメですよ…そ、それ以上されたら…俺…っ」

彼は素直に従って、濡れた唇の端をあげてみせた。 器用な指先はまだソレを弄び、露を滴らせる先端を撫でた。

びくっと鳥肌が立つくらいの快感で、俺はかろうじて耐えてみせる。

「イッてもいいのに…」

不意に腹が立って、彼の肩を掴みうつ伏せにした。 余裕な仮面を剥いでやりたい。
綺麗な顔を歪ませたい。
そんな衝動が支配する。

「初めてじゃないんですよね?なら…」

俺は人差し指を舐めて濡らし、彼の蕾のような秘部を貫いた。

「アッ…!」

反り返る背中…抜き差ししているうちにスムーズになり、それにつれて泉堂の息も上がり始める。
艶かしく、腰をくねらせ生じる快感の波を耐えているようだ。

「藤…原…さんっ、あ……い…っ」

やばい…。

「泉堂さん、イイ?ここ…感じてるね」

シーツを掴む指、喘ぐ唇、染みひとつない身体…

溺れる。
俺は多分彼に溺れていく。

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