「ふ、じ…わら…さんっ…壊れちゃ…」
執拗に蕾のなかで指を踊らせて、声が一際高くなる部分を攻め立てた。
「あ、は…う…っ」
俺も限界越えてるんだけど…ずっとこのままでいたいから…もうすこし…。
堪えきれない快楽をぶつけるため、泉堂はシーツに噛みついていた。
だめだ、入れたい…
「泉堂さん、入れるよ?…入れて欲しい?」
「は…い」
濡れている膨らんだ先っぽを、いたぶるように押しつぶす。
「あう…っ」
「泉堂さん、はい、じゃなくて…言って、欲しいって…」
なんでかな、女の子相手にはこんな意地悪はしないんだけど。
泉堂は小さく、恥ずかしそうに囁いた。
「藤原さんの…入れてください」
ゾクッとする。
綺麗すぎて、滅茶苦茶にしたい。
俺は限界寸前ので、深々と貫いた。
「はっ…ん…」
色っぽい声…本当に出逢ったばかりの、それも男と…こうなってるなんて。
腰を突き動かしている最中に、余計な思いはぶっとんでいく。
もう認めてやる!
誰がなんといっても、俺は…
泉堂 遥に恋してる。
好きで好きで、おかしくなりそうだ。