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メテオリック・ボーイ 6

輪廻 2011-06-16投稿
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「…なんで毎日こんなんなるまで男子たちに付き合うんだよ?」

またニセもののコンピューター部部室に、
わたしは避難させられていた。


「……家に帰ればお義父さんしかいない。
お義父さんも…わたしを………そういう対象にする時があるの…。
お酒の量が酷い時だけだけど。

だから、本当は安心して帰るとこも無い…。でも、自分で…

自分で死ぬ勇気も…」
「ならさ!!」


わたしの言葉をきちんと聞いていたのか分からないけれど、
またしても急に彼はわたしの言葉を遮った。

「ウチに来ない?ちょうど人手が足りないんだ!」

「…!?人手……?よく分からないけど、だ、だめ。絶対ダメ」

「どうして?キミに手伝って欲しいことがあるんだ!」

「なんなのか説明してくれないのについて行けるワケ…」
「じゃあ説明すれば来てくれるんだ!?」

―しまった…―

「そういう意味じゃ……」

『あなたを巻き込みたくない』と、
頭の中で言葉を組み立てた時には、
彼はわたしの腕をひいて、
部室から飛び出した。

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