俺の名前は真島哲郎、とある一流会社に勤める中年サラリーマンだ。しかし同僚や部下のOLから窓際族と馬鹿にされている会社ではうだつの上がらない中年サラリーマンだった。
特に部下のOL達からは上から目線で何時下に見られていた。その中でも特に酷い扱いをする小生意気なOLがいた。そのOLの名前は高島璃子と言う会社ではマドンナ的な髪の長い美人を鼻に掛けた高飛車なOLだ。
朝明るく挨拶しても、何時無視されていた。
俺はそうされる度に心の中で『この高飛車な雌ブタめ！』と呟いていた。
そして何時か俺に平伏す雌ブタにしてやると、その思いを募らせていた。
そしてその日の夜にチャンスが来た。会社の部署の飲み会に一応誘われたのだ。
仕事が終り近くの居酒屋に急いで行った。すると宴会は既に始まっていた。俺は当然隅っこの席座った。そして独りでグラスのビールをグビグビと飲んでいた。すると冷たい視線を感じた。それは璃子の視線だった。
俺はジッと見詰め返したがまたシカトされた。俺は『フン！！』と思いながらも璃子の様子をジッと観ていた。
すると璃子は他のOL達と楽しそうに盛り上がっているみたいだった。案の定酒の量が多くなり泥酔気味になっていた。
宴もたけなわになり、飲み会は御開きになった。会社の部署の連中は千鳥足で居酒屋を出て行った。
俺も居酒屋を出ると、前の歩道上に同じ部署のOL達三人組が必死でタクシーを停めていた。
璃子ははしゃぎ過ぎて殆ど泥酔状態で立っているのがやっとだった。
『璃子ったら、しっかりしなさいよ…！もう、置いて行くヨ！もう、璃子！』と言って仲間のOLの一人が璃子の横顔を軽くはたいた。
そこにタクシーが三人組の前に止った。そして二人は璃子をタクシーに乗せ様としたが泥酔し過ぎて、無責任にも仲間のOL達は真島を見付けると真島に璃子を他のタクシーで家迄送ってくれと預けた。
俺は最初戸惑ったが、この高飛車な雌ブタを平伏させるチャンスだと思い他のタクシーで帰るフリをした。
俺は他のタクシーを停めると璃子をタクシーに押し込めた。そして俺もタクシーに乗り込むとタクシーの運転手に目黒のラブホ街に行く様にと行く先を告げた。
[4504] 
[0] 
[0]
