田嶋冬美は最近自動車事故で、最愛の旦那様を亡くしたばかりの未亡人だった。今年で三十二才の女盛りだ。
冬美は喪服姿で涙に暮れていた。すると冬美の肩に背後から手を掛ける人物が居た。
それは亡くなった主人の親戚の叔父さんだった。
『冬美さん、この度はどう言ったらいいか…。本当に御愁傷様だったネ。孝雄が亡くなったのは残念だったが、元気を出しなさい!』と言って冬美を慰めていた。
『は、はい…!叔父様有り難うございます。私が元気を出さないと孝雄さんがあちらの世界に逝けませんものね…。』と涙声で目頭をハンカチで押さえながら答えた。
そうこうしているうちに葬式が始まった。住職の重々しい読経が葬儀会場に響き渡った。住職の重々しい読経が終ると、御焼香が始まった。そして厳かな葬儀はフィナーレを迎え、出棺の時間が迫って来た。
白い棺桶に生前主人が好きだったハナミズキの花を飾ると、親戚関係者の手で出棺の準備が整い、いよいよ出棺の時が来た。
参列者達は葬儀会場の入口付近に整列すると白い棺桶に眠る死者の魂を見送っていた。辺りに慟哭の涙声が聞こえた。
そして参列者達は火葬場に行く為それぞれ車に乗って火葬場に向った。
火葬場で冬美は涙に暮れていると、住職の読経が始まった。そして暫くすると主人の眠る棺桶が火葬された。
冬美は骨壺を白い包みに入れると、参列者達に挨拶をした。
『今日お忙しい中御集まり頂いた参列者の皆さま、今日は亡き主人の為に御集まり下さいまして、本当に有り難うございました。きっと孝雄さんも安心してあちらの世界に逝ける事だと思います。それでは気をつけてお帰り下さい…、』と涙声で言った。
参列者達はそれぞれの車に乗って火葬場を後にした。
冬美と叔父さんと主人の義弟の敬雄の3人は叔父さんの運転する車で冬美の自宅に帰る事にした。
一時間位走ると冬美の自宅の前に着いた。そして3人は自宅の中に入って行った。
冬美は二人に冷たい麦茶をお盆に載せて出すと、喪服を着替える為夫婦の寝室に入って行った。そして冬美は喪服をスルリと脱ぎ捨てた。白い長襦袢が露になった。
すると冬美の長襦袢のお尻の部分に心地良い感触を感じた。