佐々木を送りだし戸締まりと、窓のカーテンを締めて仮眠室に入り服を脱ぎだした。
疼いたカラダを抑えるには、もう限界だった
付き合っている男がいればとことん乱れることもできるのに…
生理前になると、無性に欲しくなることがたまにあるが、今はそうではない。
裸になり簡易ベッドに横になった。誰もいない会社にひとりだけ、しかも全裸という開放感から、オナニーが始まった。
まだ張りのある胸を揉み、疼いている乳首を摘んでみる…アーン イィ…
今までのオナニーとは違った突き抜ける快感が乳首からカラダ中にはしっていった。
亭主は亡くなる二ヶ月ほど前から性生活にSMを持ち込み、綾も少しずつ慣れだして痛みが快感へと変わりはじめた矢先の不幸だった。
綾は裸のまま給湯室へ行き物干から洗濯ばさみを何個か外し、ベッドへと戻った。
“あなた…挟んでみるわね。ハァゥゥ イイ…”
右の乳首を横から挟み、痛さをこらえて左の乳首も挟んだ。だんだんと痛さが快感に変わってきた。
“アーあなた…気持ちイイ…もっと噛んで。あなたが欲しいィ、オナニーだけは許してね…”
溢れ出た愛液をオマ×コ全体を塗りながら、中指を差し込んでいった。
その頃、佐々木は会社の裏に車を止め、ノートパソコンの画面で綾のオナニー現場を見ていた。
いわゆる盗撮キットで仮眠室にカメラをセットし、その画像を受信していた。
“これはこれは、いいですね。いいカラダをしてらっしゃる。
ウチの会社はまだまだ伸びますよ。あなたのカラダを使った営業があれば、私も安泰だ。ホッホッ…”
警備会社の設備とは別に佐々木が社内のカメラを取り付け、あらゆる場所が映像と音声までも環視できていた。