綾に付き合っている男性がいない事を知っていた佐々木は、ここ何年かは性行為がないと確信し、カラダに染み込んだ快感を呼び起こしていた。
「先代から綾さんがどうすれば感じるかを聞いてましたから、その女性に試してみたんですよ。痛みが快感に変わるんですね。」
佐々木の話していたSMという言葉にカラダがゾクゾクと震え、主人と佐々木が重なり
佐々木の指示を受けて、女性から裸の写メが送られてくる…、佐々木は主人と同じエスだった事で、綾のカラダに潜んでいるエムの感情が起き出し、何かを期待している自分がいた。
「先代からいろいろ教わりましたよ。その影響ですね。綾さんの事も聞いてます…」
綾はドキッとした。
主人が自分たちのSMの事を、佐々木に話していたのだ。
「綾さんの秘密、内緒にしときます。また、二人の秘密が増えましたね」
笑いながら携帯を取り出して何かを探していた
「あーこれこれ」
向かい側に座っていた佐々木は立ち上がり、綾の後ろに回ると、肩越しに画像を見せてきた。
画像の女性は、胸元の谷間から始まりだんだんと裸に近づいていった。