――起きて、起きて、保月さん
――夢…乃くん?
――起きて、早くしないと
「……………」
「保月さん!!!早く脚をっ!!」
サヤが目覚めたのは、体育館の倉庫だった。
普段使われていない扇風機が回り、
古い蛍光灯がチカチカ光る。
「保月さん!!!」
目の前に、裸に剥かれた望が、両腕をTの字にされ、鉄棒に縛りつけられていた。
「夢乃く……!!!……!!?いや…なにこれ…!!!いやぁあああ!!」
サヤはようやく自らの卑猥な格好と、
行われている凌辱とを認識した。
女子たちに身体中媚薬を、塗りたくられていた。
感度の上がったクリを責められ、いつの間にか愛液をこぼしていた。
それを股の下にいる男子が、口を開けて受けていた。
「やめて……!!あなたたち、一緒になって夢乃くんを……!?」
「当たり前だろ?」
「俺らだってバレて、女子に嫌われたくねーもん、なぁ!」
「ははは!バッカじゃない!」
残酷な事実だけが、二人を待っていた。