今日も俺は放課後に、本を返しに図書室へ向かった。出してない課題があったから少し居残ってて、図書室が閉まるギリギリの時間になってしまっていた。
「間に合うかな…」
俺は焦る。明日から1週間、テスト週間に入るため、図書室は閉まってしまうのだ。今日を逃したらしばらくは彼女と会えない…。
と思って急いだが図書室は閉まっていた。
「…」
俺は本を片手に、課題をもっと早くやっておけばよかった、と後悔して溜め息をついた。 と、目を横にやると図書室の隣の、図書委員が貸出情報などを整理したりする、図書委員専用の事務の部屋に明りがついていた。
誰か居るのかな… もしかして、あの子だったり… などと淡い期待を抱きつつ、俺はその部屋のドアに近づく。すると中から、息づかいの荒い、小さな声がするのが聞こえた。俺は妹が最近貧血で倒れたのを思い出し、まさか中にいる人も…!? と思い、勢いよくドアを開け、
「大丈夫ですか!!?」
と叫んだ。
「…!?」
そこには目を疑う光景が…
二宮 美砂が、オナっていたのだ。