『さぁ、二人共そんな所に突立ってないで、お上がりなさいよ…!』と美紗は二人を家に招き入れた。
すると和也の後に続き貴裕が申し訳無さそうに家に入って来た。
美紗は二人をリビングルームに招いた。そして美紗は二人に言った。
『二人共、お腹が空いたでしょ…? 今日は和也君の親友の貴裕君がお客様として、我が家に来てくれたから、豪勢にお寿司でも取りましょうか…?』
『オォ〜!それいいネ…! その案は賛成〜!』と和也ははしゃいで観せた。
『貴裕君もお寿司でいいわよネェ…!』
『は、はぁい、』と相変わらず貴裕は緊張気味に答えた。
『じゃあ、我が家行き着けのお寿司屋さんに出前の注文をするわね…』と言って携帯でお寿司屋さんに注文の電話をした。
そして暫くすると、玄関のチャイムが鳴った。美紗がインターホンの受話器に出ると、案の定お寿司屋さんの出前だった。
美紗は黄色の財布を持って玄関に小走りに走って行った。
美紗が玄関のドアーを開けると、お寿司屋さんの若いお兄さんが立っていた。
『毎度〜! 宝寿司でーす! ご注文のお寿司を持って来ました〜!』と言ってその若いお兄さんはおかもちから寿司を取り出すと、美紗に手渡した。
『ご苦労様、お代は幾らかしら…?』
『4500円です。』
『4500ね…? はい…、お代を確かに渡したわよ…! 大将に宜しくネ…!』と言って美紗はその若いお兄さんにお代を支払った。
そして美紗はその寿司を受け取ると、ダイニングルームに持って行った。
『二人共〜! お寿司が届いたから、ダイニングルームにいらしっしゃいな〜!』と美紗は二人をダイニングルームに呼び寄せた。
すると二人が、ガヤガヤと賑やかな感じでダイニングにやって来た。
『じゃあ、二人共、お腹が空いたでしょ…?思いっきり召し上がれ…!』と言って美紗は二人にお寿司を振る舞った。
『美紗さんは、お寿司を食べないの…?』と言って和也が美紗に尋ねた。
『食べるけど、その前手を洗って来るから、二人先に食べていて頂戴ね…!』と美紗は脱衣所で手を洗いに行った。
和也は美紗が手を洗っている隙に美紗の湯飲みの中に催陰薬を入れてお湯で解した。
暫くすると美紗が脱衣所から帰って来た。そして美味しそうにお寿司を食べ始めた。