「手続きするから」
と言うと彼女はしんと静まった図書室へ向かう。
「もう下校時間…」
と俺が時間を気にすると、
「大丈夫。私、図書委員の仕事でいつも時間過ぎても残ってるから。先生も承知済だし…。」
と言い、パソコンの電源を入れた。手慣れた手つきで操作していく彼女は、さっきオナっているのを見られたとは思えない位、冷静だった。
「二宮〜」
ドアを叩きながら、廊下で先生が彼女を呼ぶ。
「…はい」
パソコンを打ち続けながら彼女は答える。
「あと学校残ってるのお前だけだから戸締まり頼むぞ〜」
「分かりました。」
そして、先生の足音が遠ざかる。
「戸締まり…?」
俺は彼女に聞く。
「そ。裏口の。私が遅くまで残ってるから、鍵預けてくれたの」
「い…いいのかよ、そんなこと生徒に頼んで」
「さぁ…駄目かもね。でもたまにしかしないよ。それに、私、理事長の親戚だから信用あるの。」
へぇ… 俺は頷きながら聞いた。俺って二宮のこと何も知らなかったな…。 ん?てか…
「じゃ、学校に残ってるのって俺らだけ…?」
「そうなるわね」
…! 俺は一気に恥ずかしくなった。 いや、本来恥ずかしくなるのはオナってた彼女の方だろうけど、平然としている。
「ねぇ」
そう言うと彼女は、急に俺のチンコを触ってきた。
「なっ…!?何すんだよ!」
俺は驚いて、後ろに下がった。
「あなた…、私がひとりでしてるとこ見て、何も思わなかったの?」
と、彼女は後ろに下がる俺に詰め寄ってきた。