「アキ…?」
「あッごめん!!お風呂行ってらっしゃい」
あたしはすぐ我に返り祐輔から離れ、軽く笑った。
「アキ」
祐輔の顔は少し切な気な色を浮かべていて、次の瞬間、あたしの目の前には祐輔の喉仏があった。キツクキツク抱き締めてくれた。
「祐輔…」
抱き合ったままあたしたちは接吻を交わした。
懐かしい祐輔の香水の香り、タバコの匂い。どれも高校の頃から変わってないあたしの大好きな祐輔の匂い。
「ん〜ベッド遠いから倒れこめないw」
可愛い笑顔でなんとこと言ってんだこの子は…
ニカッと笑い突然あたしをお姫様ダッコし、ベッドに寝かす祐輔。
いつからこんなに力強くなったんだろ…
上目遣いで祐輔の顔を覗き込んでいると祐輔はあたしの視線に気付き
「アキさぁ〜ん、そんな可愛い顔で見ないで見ないでくださいよ〜」
と照れながら軽くキスしてくれた。それは段々と深く濃いものになっていき、あたしたちの唾液は混ざり合いクチュクチュピチャピチャと部屋中にイヤラシイ音が響き渡った。
「アキ…良い?」
唇を離し、真剣な眼差しであたしを見る祐輔。あたしはゆっくりと頷いた。