もう、なんつうか
俺は固まっていた
なんなんだろうか、この光景
晴明は黒いリュックからあの、子供が飲んだりするシャンパンモドキを取り出した
さらに箱入りのケーキ
…えーと、夢?
なにこれ
「高校生の飲酒は犯罪だからな」
聞いてねえよ、そこはww
真っ青なシャツにグレイのVネックセーターを着た晴明はいつもより…幼くみえるような…なんか、ガードが下がって見える
「晴明、どしたの?」
奴は、お得意の鼻をふんと鳴らし
「お前の親が今日からいないって言ってただろ
…一人よりいいって、お前が言ったんじゃないか」
…え?
そ、それは…
「俺が寂しいと思って…来てくれたってわけ…?」
晴明は明らかに、動揺したような顔をした
「うん、まあ…そう」
濁した返事もらしくなければ、照れた顔なんかもう、なんつうか…
やばいよ、晴明
可愛すぎるよ
嬉しくて泣きそう
ああ、もう止めらんない
苦しい、助けて