「…っン!」
「は…っ」
扉が閉まるや否や俺は黒川さんに飛び付いた。
部屋の構想とか
雰囲気とか
そんなのよりこの人の香りが充満してて
頭がおかしくなりそうな位
煽られて。
しかも会社からここ来るまでずっと我慢してたし。
「〜っ佐、木ッ」
まるで犬。
もう俺は本格的にやばいかもしれない。
黒川さんの、匂いだけで
欲情する。
シャンプー?香水?
この甘い匂いは。
「佐木…ッな…!…おま、え…」
「は…ッン」
まるで媚薬。
とりあえずイキたい。
気付くと俺は黒川さんの両腕を押さえ付けて
この人の匂いを嗅ぎながら空いてる手で自分のモノをシゴいていた
「…しん…っじらんねぇ…ッ!」
「…っは…黒川さ…」
「やめろ…ッ」
チラりと黒川さんを見下ろすと恥ずかしいんだろうかぎゅっと目を瞑って顔を背けていた
「…ン…佐木…!」
「コッチ…向いてって」
あー
かわいいなぁ、ほんと。
「…ッン…ぁ…アッ!」
純白の欲の液体は
そのまま黒川さんのスーツを汚した。