いつもと変わらない朝がやってきた、しかし多嶋美雪には辱めと羞恥の始まりでしかなかった、新崎磐夫に抱かれたあの日から多嶋美雪は悪魔の様な男の奴隷人形に成り下がってしまった、そして今日も同僚や見知らぬ人々に好奇と軽蔑の眼差しを一身に浴びせられるのであった。
「もしもし…」
美雪は震える手で携帯電話を持ち新崎磐夫に電話を掛け何度目かの呼び出し音の後に新崎が電話に出た
「なんだ」
新崎磐夫の野太い声が返って来た、美雪は声を詰まらせ言った
「…あっ…もぅ…許して…」
美雪の声は涙と切なさに濡れていた、新崎が美雪の言葉に笑ったのが息遣いでわかった
「何を許して欲しいんだ」
新崎の言葉に美雪は言葉を震わせ言った
「…嗚呼…もぅ嫌なんです…」
「何が嫌なんだ」
「お願いですッ!これ以上…辱めるのは辞めてッ!」
美雪は涙声に変わっていた
「美雪、昨日の報告をまだ聞いていないぞ」
美雪の許し乞を無視をし、新崎から冷たい言葉が返って来た、美雪の瞳から涙の雫石が流れ落ちた、新崎は更に答えを要求して来た、美雪は言葉を震わせ答えた
「…昨日は…ご命令通りに…下着を着けずに…バイブをあそこに入れて…会社に…行きました…何度も…仕事中に…気を遣りました…」
美雪は涙声で新崎に恥ずかしい報告をし、新崎は満足気な笑い声を挙げ、美雪は堰を切ったように叫んだ
「もぅ充分私をいたぶったでしょ、辱めたでしょ!…だから…だから…もぅ許してッ…」
美雪は床に泣き崩れ咽び泣いた
「駄目だ!」
新崎の冷たいドスの利いた声が返ってきた
「美雪俺はな、お前に断られる度に、眼には見えない辱めをお前から受けて来たんだ!この程度で俺が満足する訳ないだろ!」
新崎の言葉に美雪は更なる恐怖を感じ、そして電話をした事に強い後悔をした、そして新崎から新たな命令が下った
「今日も下着は着けずにバイブを突っ込んだまま会社に行け、そして服装はこの間渡したのを着て行け!」
「嗚呼…嫌ぁぁ…もぅ嫌ぁぁ…お願ぃ…許して!」
「駄目だ!」
新崎は一方的に携帯電話を切った、美雪は床に力無く横たわり号泣した